2021年、開志学園JSCは令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）新潟予選を制し、2014年以来3度目のインターハイ出場を果たした。その戦いぶりは第98回、第99回大会と選手権2年連続ベスト4の帝京長岡や、2022シーズンにプリンスリーグ北信越へと昇格した日本文理などを撃破するという輝かしいものだった。本大会では大阪の強豪・阪南大高とPK戦に及ぶ激闘…。あの戦いから数ヶ月。今年もまたインターハイ新潟予選が始まろうとしている。

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　今年のチームで攻撃の軸を担うFW平嵩矢は「去年から上のチームにいたんですけど、あまり多くの試合には出られませんでした。今年は試合に出場できる機会も多くなってきたんですけど、サブの選手たちの気持ちとか、メンバーに選ばれなかった選手たちの思いとかは自分が一番分かっているつもりです。そういうこともあって、もっと責任を持ってプレーしないといけないと感じている。テクニックの部分では、正直去年のチームより劣っているとは思う。そこを補うために今年は全員でまとまって戦う。走って、泥臭く、球際で負けないような戦いを見せたい」と思いを口にし、キャプテン竹内皐樹は「今年は一戦一戦勝ちを積み重ねていって連覇を成し遂げたい」とさらなる高みを目指す。

　連覇に向けた戦いがスタートするが、宮本監督はチームについて「旧チームの3年生が引退して、冬場くらいからはやっとチームがまとまってきた。やっと頑張れるようになってきた感じがします。今年のチームは、サッカーの技術うんぬんよりも、“まとまり”とか“頑張り”といった部分で勝負するチーム。“器用”ではないので、格上のチームにボロ負けすることもあまりないと思いますが、格下と思えるような相手に対しても圧勝することもありません（笑）。ただ一人ひとりは本当に頑張って走ります。前年度の覇者ですけれども、チャレンジャー精神で戦います」と話す。

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