履正社10番MF名願斗哉(写真=会田健司)

令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選中央トーナメント2回戦で常翔学園を2-1で下し、準々決勝に進出した履正社

【マッチレポート】中央トーナメント2回戦 履正社 vs 常翔学園

 ゲーム後、2ゴールでチームの勝利に貢献したMF名願斗哉(みょうがん とうや)は「初戦という事もあってチームとしても硬さがあって、最初は全然上手くいかなかった。自分は去年インターハイ予選も出させてもらっていて、そういう事も経験させてもらっているので、自分がやらなあかんなと思ってやっていました」と初戦の難しさと、去年を経験している自分がチームを引っ張る意識だったと振り返った。

 昨年は2年生ながらにインターハイ予選に出場した名願。しかし、この中央トーナメント2回戦に当たる6回戦で桃山学院と対戦し、PK戦で敗れた苦い思いがあった。

 名願もその試合を思い出していたようで、「同点にされた時に去年と同じ雰囲気になったので、"これはまずいな!"と思いました。自分はあの試合を経験しているので"同じことは繰り返さないように"と思ってやっていました」と同じ失敗をするわけにはいかなかった。

 数的不利になりながらも果敢に前からプレスを仕掛ける常翔学園に同点に追い付かれてしまった履正社だったが、そこから猛攻をみせなんとか勝ち切った。

 「相手は勢いで押し切ろうとしてくるので、そこで受け身になってしまったから相手のペースの時間もあったと思う。自分たちで落ち着いてやったらいけるとわかっているので、最後の方は出来てきましたけど、やっぱりそういうのはプレミアでも課題だったのでまだまだ出来ていない」と名願は勝利した事よりも反省を口にした。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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