千葉敬愛は暁星国際を破り8強入り(写真=多田哲平)

 勝利の立役者は、先制点を挙げたFW鈴木桜介(3年)であり、決勝点を奪ったMF要田陸玖(3年)であるが、最後までプレスをかけ続け、身体を張り最少失点に抑えたピッチ全員の奮闘で手にした8強入りだと言える。

【マッチレポート】千葉敬愛 vs 暁星国際

 指揮官は、殊勲の選手たちを「我慢できる子たち。今日はみんなよくやってくれた」と労い、なかでも「要田と関(海翔/3年)のボランチ。彼らがよくスライドして頑張ってくれた」と攻守にわたって奮闘したふたりを称えた。

 次戦は4強入りをかけて日体大柏と対戦だ。日体大柏は、今年4月末から5月初めにかけて開催された令和4年度関東高校サッカー大会千葉予選で優勝を果たした強豪である。

 それでも指揮官に恐れや迷いはない。「もう一戦一戦、精一杯やるだけですね」。昨年度準優勝校を破った今の千葉敬愛には、勢いがある。

(文・写真=多田哲平)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選