チームは延長戦の末、実践学園に勝利

 延長戦まで持つれながらも最後はFW加茂隼のゴールで勝ち切った。「関東大会まではいろいろな周囲の大人にマネジメントされていたような感覚だったのが、関東大会が終わってからは自分たちで作っていこうというところを2週間ずっとやっていた。自分たちでトレーニングをオーガナイズしたり、雰囲気を作ったり、そういうことを繰り返し繰り返しやってきました。そこがいちばんのこの大会のテーマで、思っていることなので。関東大会でもセットプレーからポンポンと2つくらいやられてしまったり、我慢すべきところを我慢できなかったり。それを今日はしっかりやってくれていた。そこは2週間で成長してくれたんじゃないかなと思っています」と亀田監督も選手たちの成長を感じた様子。

 決勝ゴールが決まった瞬間は「さすがに興奮しましたね。PKも覚悟はしていましたので。でも加茂がやってくれるんじゃないかというのはあったので。よく決めてくれたなと思います」と決め切ったエースを称賛。

 関東大会にも出場し、インターハイ予選も準決勝進出と結果も伴ってきている印象を受けるが亀田監督は「もう結果を出したいというよりも、自立した選手、自立したチームになっていくようなマネジメントをこの2週間ずっとやってきていて、それが結果につながったような感覚で。“結果を出したい結果を出したい”ということに囚われているわけではないので。むしろ勝っていくことを通じて、そういう自立した集団、選手になっていってほしいという思いの方が強いですね」と話す。

 次戦について聞くと「この大会は選手の自立という部分をとくに押し出してやりたい大会なので、相手がどこであっても、自分たちに矢印を向けて準備をしていくということを優先順位のトップにしてやっていきたい」と語った。

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選