南野拓実らアタッカー陣もノーゴールに(写真=徳原隆元)

 後半に入っても47分に伊東のクロスから決定機を迎えるなど、立ち上がりは日本がペースを握った。

 しかし53分、ペナルティエリアに抜け出してきたタハ・ヤシン・ケニシを吉田が倒し、PKを献上。これをロムダンにゴール左に決められて先制を許してしまう。

 ビハインドを負った日本は60分、鎌田と浅野に代えて、三笘薫(ユニオン・サンジロワーズ/川崎フロンターレU-18出身)と古橋亨梧(セルティック/興國出身)を投入。

 さらに71分には、南野と伊東に代えて久保建英(RCDマジョルカ/FC東京U-18出身)と堂安律(PSVアイントホーフェン/ガンバ大阪ユース出身)を同時起用。前線のメンバーを変えて反撃弾を狙う。

 75分には複数人がペナルティエリア内に入り込み、最後は伊藤がシュート。しかし、これは枠を捉えられない。

 すると76分、ディフェンスラインの連係ミスを突かれて、フェルジャニ・サシに追加点を奪われてしまった。

 なんとか盛り返そうと前掛かりになる日本だったが、79分の久保のFKは枠を外れ、83分、三笘から久保へとつないで最後はリターンを受けた三笘のシュートもDFのブロックにあう。

 チュニジアはマンチェスター・ユナイテッドでプレーする19歳のMFハンニバル・メジブリを途中起用した他、終盤にはDFラミ・カイブを投入して守備固め。強度を維持するこの相手を日本はリスクをかけて崩しにかかった。

 ところが終盤の90+3分、カウンターからイサム ジェバリに強烈なシュートを浴びて、ダメ押しの3点目を与えて万事休す。0-3で敗れた日本はタイトル獲得とはならなかった。

▽2022年 SAMURAI BLUE(日本代表) 国際試合
2022年 SAMURAI BLUE(日本代表) 国際試合