帝京FW伊藤聡太

 ゴールシーンについては「80分間チームに迷惑をかけ続けていたので。守ってもらった恩返しというのはゴールでしかできないですし、それはやっぱり自分が走らなければできないこと。正直80分超えたあたりからは足がつっていましたけど、負けてしまったらチームの士気にも影響しますし、辛いけれど走らなきゃいけないと。応援してくれた人もいましたし、力を振り絞ってゴール前に走り込めたのが結果につながったと思います。(FW齊藤)慈斗もいいところに落としてくれたんで。あの中では落ち着けた方かなと思います」と振り返った。

 試合前も雷の影響で開始が遅れ、試合途中でも中断する場面があったが、集中力は途切れず。「去年もそうですし、今年始まってからも今のメンバーはほとんど変わらずに来ていてるんですけど、いつも自分たちの集中力が切れて失点してしまうのが課題で。ただ、そこは全員でずっと“改善しよう”と声を掛け合っていて最近になってようやくそこがみんなで改善されつつあって。もちろん自分だけじゃなく他にも声をかけてくれる選手がいっぱいいますし、チーム的にもレベルアップしていると思います」と成長を感じている様子。

 あと1勝で全国大会出場が決まるが「今日も苦しい試合になってしまいましたけど、みんなで“夏と冬は必ず(全国優勝を)獲りに行こう”と話している。傍からから見れば笑われる目標かも知れないですが、自分たちは本気でできると思っているので。そのために東京予選で手こずっているようでは甘いと思うので、改善点を克服して、完璧な状態で臨みたい」と力強く意気込みを語った。

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選