果敢にゴールを目指す姿勢が持ち味(写真=多田哲平)
日体大柏は今季も、確かな成績を残している。4月末から5月初めに行われた関東大会予選で2連覇を果たし、6月の総体予選では決勝で市立船橋に2-3で惜しくも敗れたものの、準決勝では流通経済大柏を3-0で打ち破った。千葉県1部リーグでは8節終了時点で5勝1分1敗(1試合未消化)で2位につける。
そんなチームを前線で力強く引っ張るのが、FWの吉田眞翔(3年)だ。
「クロスでのワンタッチシュート、DFを1枚剥がしてからのミドルシュートが得意」というストライカーは、こだわりを持つフィニッシュ以外に、裏への抜け出しやドリブル突破などもハイレベル。時には、中盤まで落ちてゲームメイクまでこなす。
多彩なプレーができるのは「ゴールに直結する動きがしたいという想いが強くて、ボールに関与する動きを試合のなかで意識している」からだという。
そして、なにより目を引くのが、アグレッシブにゴールに向かう迫力だ。猛烈な勢いでゴール前へと入り込んでパスを呼び込み、果敢にシュートを放つ。一方で守備となれば、素早くプレスを仕掛けてファーストディフェンダーとなる。
前線でチームを力強く牽引する姿勢にチームメイトは頼もしさを感じているのは間違いない。吉田は今季からキャプテンを務めており、その就任は、チーム内での投票やミーティングを通して決まったものだそうだ。