矢板中央のキャプテンを務めるMF田邉海斗(写真=多田哲平)
矢板中央(栃木)は高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部の第9節で帝京(東京)に3-5で敗れた。
キャプテンのMF田邉海斗(3年)は口惜しそうに試合を振り返る。
「インターハイ前の最後の公式戦ということで、先週の西武台戦が終わったあとから、相当気合を入れて練習してきました。ここに懸けた想いが大きいぶん、負けたのはすごく悔しい。立ち上がりは良い形で入れたんですけど、守備の甘さが目立ってしまいました。
相手がボールを持てるチームというのはもとから知っていたので、それで引き込みすぎてしまったのは大きな反省のひとつかなと。もうちょっと前に出してプレスをかけられたら、もっと良い形でボールを奪えてゴールにいけたんじゃないかなと思います」
それでも「ポジティブに捉えればインハイ前にこういう試合ができたのは、本当に良い経験になった」と前を向く。
田邉いわく現在のチームの仕上がりは「50パーセントくらい」。
「新体制が立ち上がってから、コロナとかで思うように練習ができていなくて、プリンス開幕戦のヴェルディ戦でどうなるかなと思ったら、案の定0-1で負けてしまった。ただ、もとからそんなに前評判は高くなかったチームなので、『ここからいこう』みたいな感じでした。それで結局中盤戦のレッズとかアントラーズとかの時は連勝できたんですけど、やっぱり最後に落ちてしまって」
5節の鹿島アントラーズユース戦は3-1、6節の浦和レッドダイヤモンズユース戦も3-1で勝利。7節の流通経済大柏(B)戦では0-2で敗れたものの、8節の西武台戦では3-0の快勝を収めた。9節の帝京戦を終えた時点で4勝1分4敗の4位。決して悪くはないが、良いとも言えず、やはりチームとしての波は小さくない。
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