ゴールが決まれば乗れるが…調子の波は課題だ(写真=多田哲平)
「チームの仲が良いので、点を取った時は結構乗れて、良い形でゲームを運べることが多いんですけど、先に失点してしまうとどうしても落ちる部分がチーム全体である。そういうのは課題です」と、田邉は語る。
そんなチームの中で、昨年からレギュラーを担った田邉はキャプテンとして奮闘する。
「まだまだ自分もキャプテンとして未熟な部分が大きいので、できることは声で励ましたり、プレーで示すしかない。でも、そこは常にこだわって、大差で負けていても常に声は出し続けたり、自分のプレーで引っ張っていけたらなと思います。
去年から出させてもらっていて、経験値という部分ではこのチームの中ではあるほうだと思うので。そういう部分を活かしつつ、自分の特長、ボールを奪うとか、競り合いで負けないとか、そういう球際の部分は全国でも示していけたらなと思います」
インターハイ(7月24日開幕)までは残り2週間を切った。「そんなに大きくは変えられないと思いますけど、守備の部分を徹底して、無失点で抑えつつ、1点もぎ取れれば。守備が特長のチームなので、そこはもう一回見つめ直していきたいです」と、田邉は意気込む。
粘り強い堅守をよりどころに、田邉、そして矢板中央はインターハイへと臨むつもりだ。
(文・写真=多田哲平)
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