円陣を組む川崎フロンターレU-18イレブン

　この日のゲームではMF大瀧螢がスタメンで出場したが「（MF大瀧も）間違いなく力のある選手。トレーニングもしっかりやってくれているので、期待を込めて出場させたんですけれども、試合でも期待通りやってくれたかなと思います。体は小さいですけれども、予測や守備のところでもかなり効いていましたし、ボールも捌けるし配球できる。非常に良い出来だったかのなと思います。体力的に落ちてしまった部分はあったかもしれないですけれども、そこは課題かなと思います」と口にした。

　先制した中で追い付かれたゲーム。今後にどうつなげていくのか。「この引き分けは大きなプラスだと思っています。私たちのサッカーを相手が知っている中で、（今日のように）ボールを奪ってカウンター、1試合をしっかり計画立てる中で、“ベンチにはどういう選手を置いておくか”とか。普段試合に出ている選手がサブにまわっていることはウチの選手たちも気づいていると思いますし、1-0で前半をリード、後半出てくるだろうと思いながらやっていたら、結果的に相手の思い通りになってしまった。“じゃあどうするの？”となった時、答えは明確だと思うんです。“前半から圧倒する”。決められなかったらチャンスを倍作る。いいヒントがあったと思います」と語った。

　12節を終え10勝2分で首位に立っている戦いぶりについて聞くと「選手たちは勝点を積み上げながら成長してくれているなと感じています。一戦一戦戦う中で、相手チームの良さなどを吸収しながら成長できていると感じるので、その辺りが一巡目は非常に良かったと思います」と前半戦を振り返った。