キャプテンと10番の重責を担う(写真=多田哲平)
好きだと語るのがアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(ASローマ)。「よくプレー動画を見て、参考にしている」。
ボールを蹴り始めた頃から相手の逆を取るプレーが得意だったという伊藤は、そのスタイルを磨き続け、そしてタフさも身につけてきた。
「相手の『うわっ』っていう顔を見るのが好きなんです、性格悪いですよね(笑)。小さい頃からフェイントが好きで、ヴェルディのジュニアユースに入って足もとの技術をすごい教えてもらいました。そして帝京に入ってからは激しさやフィジカルの重要性を感じています。ちょっとずつ成長している感覚がありますね」
そんな伊藤は、全国大会に向けてこう意気込む。
「帝京にはスターと言える慈斗や琉雅がいる。でも、その人たちに甘えていられない。個人的にはプリンスで点を取れていることを自信にしたい。もちろん『俺だけがやる』という考えはないので、チームとして1試合でも多く勝ち続ける。ひとつでも上にいくために、チームを引っ張っていかないといけないなと」
帝京を日本一に導けるか。攻撃を牽引する10番の活躍に注目だ。
(文・写真=多田哲平)
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部
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