湘南工大附を引っ張るDF三浦翔遼人(写真=多田哲平)
湘南工大附(神奈川)は令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の2回戦で九州国際大付(福岡)に4-0で勝利。34大会ぶり8回目の出場となる全国の舞台で、初戦を突破した。
この試合でキャプテンでCBの三浦翔遼人(3年)はそつのない対応を見せ、クリーンシートに大きく貢献した。また印象的だったのが、ディフェンスラインから大声を張り上げ、チームを鼓舞し続けた姿勢だ。円滑に試合が進むように主審と積極的にコミュニケーションを取り合う姿も、実にリーダー然としていた。
「チームの集中が切れている状況や両チームが静かになっている時に、自分が声を出すことによってチームの流れは変わる。みんなが暑くて下を向いている時こそ自分が中心になってやっていけば、自分たちの流れになるかなと。声を出すことはすごく意識しています」
そう語る三浦は昨年の主務という役割から、キャプテンに指名された今年、並々ならぬ責任感を持ってチームを引っ張っているという。
「去年のインターハイの神奈川県予選の代表決定戦で負けたのがきっかけで、自分のなかで少し変わり始めて、やっぱりチームを勝たせたいという想いが強くなった。今年こそはという想いで、そういう責任は持ってやっています」
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令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)