帝京MF18田中遥稀

 自身のストロングであるキックの精度については「縦回転もストレートも蹴れて、全国大会に出ている中では、自分自身がトップレベルでキックが上手いんじゃないかなという自信は持っています。小・中学校で練習してきた部分が高校でいい形でできている」と話す。

 去年はコンディションを崩し厳しい一年だったが「去年はインターハイ予選でケガをしてしまい本戦にも出場できなかった。下のカテゴリーに混ざってリハビリなどをしながら、選手権後くらいからスタメンを取り戻せるようにはなりました。ただずっと足も痛くて苦しかった」と苦しかった思いを吐露。

 その苦しい時期から成長した部分について聞くと「1つ下に落ちた時に、諦めないメンタルがあった。日比先生ともいろいろと会話して、どうやって上に行けるかとか、自分自身のレベルアップについてもいろいろと教えてくれて。諦めなかったのが、いちばん自分の結果に出ているのかなと思います」と口にする。

 次戦以降についての意気込みを聞かれると「いちばんは点に絡んで自分が決められたらというのと、他の選手にいい形でパスができるようにしながら。それだけではなく、自分はボランチで形を作らなければいけないので、終始ボールを受けて自分が中心となってつなげていきたい」と力強く語った。

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)