それでも20分過ぎから主導権を握ったのが前橋育英だった。23分にFW小池直矢が滑り込みながらゴールを狙い、32分にはDF山内恭輔のFKからチャンスを作った。

 後半に入ってもボールを回し続けたのは前橋育英で、テンポの良いパスワークでゲームを支配する。7分、15分と小池がシュート放ち、35分にはMF青柳龍次郎を起点とした細かな連携からペナルティエリアに進入。35+1分にはペナルティエリア手前からのFKでゴール寸前まで迫った。

 それでも前後半の70分+アディショナルタイムではゴールは奪えず、勝負はPK戦によって決められることに。先攻の米子北が3人目と5人目が失敗したのに対し、後攻の前橋育英は4人が成功。4-3で制し、帝京(東京1)との決勝へと駒を進めた。

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)