高校時代の中村俊輔(写真=全国高体連サッカー専門部記録部/高校サッカー年鑑)

 8月9日、日本テレビは、12月28日に開幕する第101回全国高校サッカー選手権大会の応援リーダーが横浜FCの中村俊輔に決定したことを発表した。

 中村は桐光学園(神奈川)で、2年次に第74回大会で初めて全国大会に出場すると、第75回大会では背番号10を付け、決勝で市立船橋(千葉)に敗れたものの、準優勝に輝いた。

 高校卒業後は、横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に入団すると、2002年にはイタリアのレッジーナに移籍。セルティック(スコットランド)では、2006-07シーズンにスコットランドリーグで9ゴール12アシストを記録し、欧州主要リーグではアジア人初となるMVPに輝いた。その後、エスパニョール(スペイン)、横浜F・マリノス、ジュビロ磐田を経て、現在は横浜FCでプレーしている。今年3月の水戸戦では、83分に途中出場すると直後のコーナーキックで、高校の後輩でもある小川航基のゴールをアシストして逆転勝利に貢献するなど、44歳を迎えた今季もJ2の舞台で勝負強さを発揮している。

 日本代表としては、2004年のアジアカップでは優勝に貢献しMVPに選ばれると、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会と、FIFAワールドカップ2大会に出場。日本代表不動の 「10番」 として、国際Aマッチ98試合出場24得点の記録を残している。(2022年8月8日 現在)

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