抜群のテクニックで違いを作った和田力也

 ハーフタイムにレオザ監督から反撃策を授かってピッチに入ったREVENGER'Sの面々だったが、後半に入って力強さを発揮したのは、西武台だった。

 徐々に力の差を見せていく西武台。長谷川、樋口、谷口は後方から的確にゲームを組み立て、右の松本と左の治部田が運動量豊富にアップダウンを繰り返す。前線では森田がポストとなり、和田が抜群のテクニックで違いを作った。

 すると23分、上手く相手のプレスを剥がして右の松本に展開すると、その松本からのアーリークロスに抜け出した風間が相手を振り切り追加点をゲットする。

 この時、REVENGER'Sにアクシデントが発生。アーリークロスに反応して飛び出したGKドルジ勇太とDFりゅうのすけが交錯。頭部を強打したりゅうのすけが病院に運ばれる事態となった。

 これにより試合が一時中断したが、西武台の集中力は落ちなかった。32分にはビルドアップのパスが弱くなったところを見逃さず、森田がゴールに迫る。惜しくも枠を外れたものの、追加点の雰囲気を醸していく。

 それからはスタミナの差も見え始め、プレスの強度を維持する西武台が試合を掌握。ディフェンスラインを抜け出したたつやの左足シュートもGK千葉がストップし、隙を見せない。

 そして終盤の38分、敵陣で横パスをインターセプトした和田が巧みなフェイントでDFをかわして冷静にゴール右隅を打ち抜き3点目。これで勝負あり。西武台は3-0の快勝でグループリーグ突破に向けて好スタートを切った。

 一方で、レオザ監督就任から練習は一度きりだったとあってREVENGER'Sは仕上がり切っていない様子。初戦を白星で飾ることができなかった。

 次戦は明秀日立と西武台が対戦する。

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