U-16日本代表 FC LAVIDA MF山口豪太(写真=会田健司)

 静岡学園(静岡)と神村学園(鹿児島)、興國(大阪)、昌平(埼玉)の4チームによって8月13日から3日間、大阪のJ-GREEN堺で行われたユースワールドチャレンジ・プレ大会 2022。この大会で昌平は下部組織であるFC LAVIDAの中学3年生、U-16日本代表26番MF山口豪太とU-15日本代表候補27番MF長瑠喜を帯同させ、山口が興國戦で途中出場を果たすと、最終戦となった神村学園戦では2人揃ってスタメン出場。年齢の差を感じさせないプレーでその能力の高さを見せつけた。

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 山口の凄さはボールコントロールが上手いのはもちろんのこと、強度の高い試合でも落ち着いてプレーできるメンタルの強さと、屈強なDFにもドリブルで仕掛ける度胸。その堂々としたプレーぶりは試合を観ていても中学3年生と言われなければ気が付かないほど。

 藤島崇之監督も神村学園戦後、「これからどう成長するか楽しみですね。大迫君や福田君と同じピッチでやれたことが凄く大きいですよね」と話し、スタメンフル出場で勝利に貢献した山口の今後の成長に期待する。

 右サイドでコンビを組んだU-16日本代表候補DF上原悠都(1年)は「久しぶりに豪太が先発で、一緒にやって楽しくできたし、(FC LAVIDAで一緒にプレーしていたことで)豪太の特徴もわかっているのでやりやすかったです。一つ上の代表に入るのも凄いし、高3の試合に出てるのはもっと凄い」と後輩を賞賛。

 本人は「最初は緊張したんですけど、自分で何回か(ドリブルで)抜けるシーンもあったので"行ける!"って感じがあった」と、最初は緊張していたもののすぐに試合にも慣れて普段通りにプレー。

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▽ユースワールドチャレンジ・プレ大会 2022
ユースワールドチャレンジ・プレ大会 2022