実践学園が見事な逆転勝利で優勝を果たした
よりオープンで激しい局地戦が繰り広げられるようになった後半は一進一退の展開が続く。けーごのゲームメイクとたかの抜け出しを活かして攻撃を展開するWINNER’Sに対し、実践学園は選手を入れ替えながら攻撃の強度を維持。33分には10番の百瀬健ら4人を一挙に投入し、反撃弾を狙いに行った。
1点ビハインドの時間が続いた実践学園が反撃の狼煙をあげたのは、残り5分を切った36分だった。左CKから中里春輝がファーサイドに絶妙なボールを供給すると、鈴木嘉人が打点の高いヘディングを叩きつけてゴールネットを揺らす。
そして試合は1-1のまま10分間の延長戦に突入すると、実践学園は疲れを感じさせずアグレッシブに仕掛けていく。延長2分、左サイドでボールを拾った途中出場の関根太陽が鋭い突破からクロスを入れると、同じく途中出場の小熊快が合わせて勝ち越し弾を奪う。
その後、実践学園はWINNER'Sの攻撃をはね返し続け2-1で勝利。粘り強く逆転勝利を収め見事に優勝を飾った。一方のWINNER'Sは先制しながらも悔しい準優勝に終わった。それでも秋に開幕する「ReelZ League」に向けて、さらなる強化を図る。
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勝てば官軍負ければ賊軍。1年の集大成を飾れるのは「優勝」の2文字のみ。