柏レイソルU-18のFW山本桜大(写真=多田哲平)

 柏レイソルU-18のFW山本桜大(3年)は、ユース年代屈指の力強さとしなやかさを併せ持つストライカー。今夏の第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会では6ゴールを挙げて得点王に輝いてもいる。それでもトップチームの練習に参加した今季初め、プロのレベルの高さに衝撃を受けた。

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 「とにかくCBが屈強。背が大きくてゴツい選手が多くて、これを背負うのは難しいなと。あとはプレースピードがすごく速いし、プレッシャーの範囲が広いんです。そういうフィジカルとスピードは明らかに違ったし、当時僕は守備で手一杯になってしまって、攻撃で持ち味を出せなかった」

 特に印象に残ったのはCBの上島拓巳だという。身長185センチで力強い対人能力が売りのDFで、柏アカデミーの先輩でもある。

 「ビックリしました。スピードもあって、裏に抜けてもすぐについてくる。懐でボールを受けようとしても思い切り当たりにくるので凄いなと」

 そんな強烈なDFたちと来年から対峙することになるのだから、トップチーム昇格内定が発表されても、危機感が募るのは当然かもしれない。

 「昇格できたのはもちろんすごく嬉しかったんですけど、練習参加をしてすごいレベルの差を感じたので、これからもっと準備をちゃんとしないと生き残れないなと、そう感じました」

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