12月30日を迎えた第94回全国高校サッカー選手権もいよいよクライマックスへ突入。9日は埼玉スタジアムに戦いの舞台を移し、決勝の舞台を懸けた準決勝が開催される。準決勝の第1試合では韮崎（山梨）、国見（長崎）に続く史上3校目の4年連続4回目の4強進出を果たし、国見（長崎）以来の選手権連覇を目指す星稜とMF本山雅志を擁して高校サッカー史上初の3冠(総体、全日本ユース、選手権)を達成した1997年度以来の夏冬連覇を目指す東福岡（福岡）が激突する。　　

　また、第2試合では共に初優勝を狙う青森山田（青森）と國學院久我山（東京）が対戦。3回戦の桐光学園戦では後半アディショナルタイムに追いつく驚異的な粘りを披露。続く準々決勝では13年度優勝の富山第一を2年生MF高橋壱晟の今大会4得点目のゴールで1-0で下し、4強入りを果たした。対する國學院久我山は東京勢として実に17年ぶり、栄えある4強入りの朗報をもたらした。ここまで4試合で1点差が3試合、もう1試合はPK戦での勝利と國學院久我山の粘り強さにも注目だ。

　過去10大会では初優勝が9校と近年混戦を極める選手権大会。果たして、決勝の舞台へ進むのはどの高校か。注目の準決勝のキックオフまであと僅か。

【準決勝】

▽第2試合（14時20分試合開始）　
青森山田（青森） vs 國學院久我山（東京）