静岡学園MF髙橋と対峙するDF和泉とMF大倉(写真=会田健司)

 明神コーチも「和泉もプロを目指していますし、来季からガンバでやる髙橋選手とマッチアップして、そこでどれだけやれるかが物差しになってくる。そこをトライしてくれました」とコメント。

 さらに「怪我がなく身体が丈夫で、この1年半ほとんど練習を休んでいないですし、コツコツトレーニングを積んでU-17の代表にも選ばれました」とケガをしない身体的な強さがあると話し、「間違いなく彼の武器は左足なんですが、プロに行くには今日のアシストのようなキックの回数と精度をもっともっと増やして、鋭い武器にしていってほしい」と注文を付けた。

 チームの勝利に大きく貢献した和泉は「非常に難しい状況なんですが、何としてでも残留しないといけないので、今日の勝利で勢いに乗っていきたいです」と意気込む。

 これから残留をかけた戦いが続く終盤戦を迎えるガンバ大阪ユース。そこには和泉の左足が必要不可欠だ。

 (文・写真=会田健司)