東京実業は見事に準々決勝進出を決めた(写真=多田哲平)
片山総監督は明かす。
「選手たちも僕が作った動画を見るのが楽しみにしてくれている。暁星戦の前は9分半くらい、東大和戦の前は10分ちょっとになって、昨日(駒澤大高戦)は12分くらいでした。ゴールシーンが増えているのと想いが増えているので、どんどん長くなっていってしまいます(笑)。で、見終わるとだいたいみんな拍手をして良い雰囲気が出来上がるんです」
この動画について、キャプテンのDF須田透真(3年)は言う。
「1試合1試合、勝つたびに写真や映像が増えていくんです。どんどん動画が長くなっていきますけど、でも、それとともにモチベーションもどんどん上がります」
東京実業が掲げるのが『最低でも決勝、最高で全国』。そのノルマに達するためには次の準決勝は勝利が必須。相対する成立学園はまたもT1リーグ在籍で、当然簡単に勝てる相手ではないが、モチベーションビデオを含めた万全の準備で戦いに臨むだろう。
「また動画が長くなってしまうかも」、片山総監督はそう笑って意気込んだ。
(文・写真=多田哲平)
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選