成立学園のMF陣田成琉(写真=矢島公彦)
広い視野を駆使してスペースを見つけると、すかさず味方の飛び出しに合わせて一撃必殺のスルーパスを送り込む。タイミング、速度、回転、いずれも絶妙。息を飲むほどに美しいパスで成立学園の攻撃を操るMF陣田成琉(じんだみのる/3年)は、ピッチ上のマジシャンだ。
第101回全国高校サッカー選手権東京予選のAブロックを制して17年ぶり3回目の選手権出場を決めた成立学園には確かな実力者が揃うが、そのなかでも存在感は際立っている。
陣田にとってパスは確固たる武器。針の穴でも通せる絶対的な自負がある。
「パスは通す自信はある。味方が走ってくれる信頼もあるので、あとはそれを何回出せるかという勝負」
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選