常磐戦でも冷静に振る舞いチームの勝利に貢献した(写真=多田哲平)
徳永は試合を以下のように振り返る。
「県内の選手権予選のやりづらさは3年経験しているので、そう簡単にはいかないというのは分かっていました。リトリートなどにイライラしたら相手の思う壺なので、常に冷静になって、自分たちがカッカしないようにというのは意識していました」
実に冷静沈着なキャプテンだ。しかし、その内では激しい闘志を燃やしている。仲間とともに選手権の優勝旗を掲げる、と。
「1年生の最初のミーティングでみんなで『選手権で優勝するために3年間頑張ろう』という目標を立てたんです。今日の円陣でもそういうことを話しました。そこに向けて3年生の全員が頑張ってきた。そして今、スタメンで出られているのが11人。その11人が責任を持って戦うこと。やっぱり選手権はチーム力が大切になってくるので、全員を引っ張って3年生全員を後悔させないようにしたいです」
3年間の集大成へ。徳永と前橋育英は、悲願達成のためにまず県予選突破を目指す。
(文・写真=多田哲平)
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▽第101回全国高校サッカー選手権群馬予選
第101回全国高校サッカー選手権群馬予選