試合に挑む大阪偕星学園イレブン(写真=会田健司)

 失うものがなくなった後半は守備陣が無失点に抑えると、攻撃陣もシュートシーンを作るなど内容も改善された。

【マッチレポート】履正社 vs 大阪偕星学園

 「うちは爆発的な攻撃が売りのチームでここまでそれで勝ち上がって来て、後半は随所にそういうシーンも作れたと思います」と指揮官も後半に関しては手応えを口にした。

 それでもやはり履正社との差を痛感した谷岡監督。

 「一つ一つの個の技術やフィジカルのところで、組織的に守っても押されてしまって、サイドで後手を踏んでしまった。全国を勝ちに行くチームと対戦して、自分たちももっともっと高い基準でやっていかないといけないと感じました」

 今年の大阪偕星学園は昨年のレギュラーが8人残っているということもあり、ベスト8の壁を乗り越える期待も高かった。

【次のページ】 大阪偕星学園の谷岡貴之監督「もっと高い基準でやっていかないと」履正社との対戦で痛感した違い(3)

【PR】第101回全国高校サッカー選手権大阪大会特設サイト
今大会の最新情報や特別企画など随時更新