興國FW山﨑帝(写真=会田健司)

 山﨑はインターハイではケガのため出場時間が限られ、チームが準決勝で敗退する中で自身も不完全燃焼で終わった。

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 興國が2年生のMF樺山諒乃介(モンテディオ山形)などを擁し初めて全国大会に出場した3年前の第98回大会。大観衆が詰めかけた浦和駒場スタジアムで昌平と対戦した興國には背番号7を背負い、スーパーサブとして途中出場した山﨑の兄・山﨑希一の姿もあった。

 その兄の姿を観客席で見守った山﨑「プレー以前に雰囲気が凄かった」と、すでに興國に入学を決めていたという中学3年の帝少年はその会場の雰囲気に魅了された。

 インターハイでの悔しさと「あのピッチに自分も立ちたい」という強い気持ちでこの最後の選手権に挑んでいる。

 準々決勝の相手は前回大会王者の阪南大高。

 「難しい相手になる。試合の入りとチームの雰囲気を修正したいです」と話した山﨑は最後に「自分が決めます!」と意気込んだ。

(文・写真=会田健司)

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