興國FW山﨑帝(写真=会田健司)
興國は第101回全国高校サッカー選手権大阪予選の中央トーナメント2回戦で賢明学院と対戦し、3-0で勝利し見事に準々決勝進出を決めた。
前半は賢明学院のタイトな守備に苦戦し、ビルドアップで崩せない時間が続いた興國。しかし、後半にCKの流れから先制するとペースを掴み、2点を追加し勝利を手にした。
最前線で起点となり、2点に絡んだFW9山﨑帝(やまさき みかど/3年)は「入りが硬くてビルドアップが上手くいかなかった。キャプテン(MF宇田光史朗)がいないことやプレッシャーからの緊張もありました」と振り返る。
興國は左のMF10宮原勇太(2年)と右のMF17端野夏己(3年)、両サイドが大きく開く。2人ともスピードがあり単独で突破する力があるだけに、その真ん中の山崎は「縦を空けるようにして選択肢を作る」ポジションに配慮。相手DFを釣る動きで味方をサポートしている。
そんな気を使える山崎だがフィニッシュの場面では危険な位置に顔を出し、この試合でも決定的な仕事をこなした。先制点の場面ではクロスに飛び込みコースを変えたことでDF常藤奏のゴールに繋げ、2点目の場面ではDF2枚の間をドリブルで突破し宮原にゴールをプレゼントした。
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