帝京のキャプテン伊藤聡太(写真=多田哲平)

 帝京が最後に選手権制覇を果たした1991年大会の時には、まだ生まれてすらいない。それでも入学後に、高校サッカー界における超名門の注目度を肌で感じ、大きな期待に応えようとしてきた。

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 13年ぶりの選手権出場を目指した帝京は10月5日、第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック準決勝で國學院久我山に2-3の逆転負けを喫し決勝進出を逃した。

 今夏のインターハイで全国準優勝という好成績を残した世代への期待はとりわけ大きかった。それでも10個目の星という夢は果たせなかった。

 「期待に応えられなくてすみません」。記者の傍に訪れ頭を下げたのは、MF伊藤聡太(3年)だった。インターハイで敗れたあとに「帝京は主役なので、夏を獲れず冬を獲ったら、みんな感動できるんじゃないかなと思います」と語っていたキャプテンである。

 伊藤にとっても、やはり選手権は特別な舞台だった。

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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選