東京実業戦では貴重な同点ゴールを決めた(写真＝多田哲平)
「相手の裏のスペースが空いたのでそこにパスを呼んで、陣田なら絶対にパスが出てくると信じていました。飛び出してきたGKの位置を落ち着いて見てかわして、角度的に難しかったけど体をひねって決められました。
シュートした時はボールの軌道は見ていなかったんですよ。でもゴールに入るのが確信できたので、その瞬間に喜んで走ってしまいましたね」
素早くスペースを見つける嗅覚、DFを一瞬で置き去りにする抜け出し、GKの飛び出しに対応する冷静さ、そして体勢を崩しながらでも確実にゴールを射止めるフィニッシュセンスが凝縮された見事なゴールだった。もっとも佐藤が存在感を示したはそのゴールシーンだけではない。長身を活かしたポストワークやヘディングでも相手の脅威となった。
その万能性を培えた理由のひとつは、世界トップクラスの選手を参考にしていることだという。
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▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
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