「俺が決めてやる」。責任感は強くなっていると話す(写真=多田哲平)
「レヴァンドフスキ(ポーランド代表)とかハーランド(ノルウエー代表)の抜け出しは一級品だと思うので、動画を観て参考にしています。そういう動画を観ていると試合中にも『あ、ここで走っていたな』と重ね合わせて想像できるので大事だなと。あとはヘディングはボールが来れば絶対に決められる自信もあるので、もっとそういう良さが出せれば良かったかなと。本当はもっと点を決めたかったんですけどね」
当然ストライカーとしては1点だけでは満足できるはずがない。「責任感は強くなっています。『俺が決めてやる』という感じです」と決勝に向けて鼻息は荒い。
「選手権予選は去年も出させてもらっていたんですけど、この舞台(西が丘での準決勝/堀越戦0-1)で負けていて。今でも忘れられないくらい頭に残っている。自分は何もできなくて3年生に悔しい想いをさせてしまったので、先輩のぶんまで今年こそは絶対に勝とうと。それに僕は(成立)ゼブラから6年間やってきているので、コーチの方などに恩返しというか、今までの感謝を結果という形で見せられるように、次も絶対に勝ちたいです」
そう意気込む佐藤は、成立学園を久々の全国の舞台へと導けるか。
(文・写真=多田哲平)
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選