チームの柱に成長した履正社FW古田和之介(写真=会田健司)

 平野監督が3年間で一番成長したと言うFW古田和之介はその象徴ともいえる存在だ。プレミアリーグで得点王争いをするまでに成長した古田は今ではチームの柱となっている。

 G大阪ジュニアユースで古田の中学時代のチームメイトでもある静岡学園MF髙橋隆大(G大阪内定)は今年プレミアリーグで対戦し「和之介の成長が一番ビックリしています。チームを引っ張っていて気持ちも強いですし。中学の時はあまり目立つ存在じゃなかったのに、今履正社と試合をして自分たちの中で誰が一番怖かったかってなったらみんな9番(古田)って言いますよ」と古田の成長に驚く。

 それを一番わかっている平野監督だからこそ、全国大会で「成人式まで一緒に」という言葉に繋がっているのだろう。

 2年前、MF平岡大陽(湘南)を擁し全国大会に出場した履正社は2回戦で帝京長岡と対戦。MF浅野大生のゴールで先制したものの、平岡がケガで欠場した影響もあってかその後逆転を許し、1-2で初戦敗退となった。

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第101回全国高校サッカー選手権大阪予選
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