神村学園のFW福田師王(写真=多田哲平)
この男、やはりスケールが違う。
神村学園(鹿児島)のFW福田師王(3年)は高円宮杯U-18サッカーリーグ2022プレミアリーグプレーオフ(参入戦)の1回戦・ツエーゲン金沢U-18(石川)戦(4-3)で2ゴール。ドイツの名門ボルシアMGに見初められたそのポテンシャルを見せつけた。
約1年ぶりに体のどこにも痛みを感じず、万全の状態でプレーできた試合だったという。「やっぱり楽しいですね、怪我がない状態でプレーするのは」と語る表情には充実感がうかがえた。
1点目は左サイドを突破したFW名和田我空(1年)からのクロスに合わせたヘディング弾。ニアサイドに走り込むと見せかけてファーサイドへと回り込む巧みな動き出しが光った。
2点目はFW西丸道人(3年)のクロスに飛び込んで決めた一発。「ドイツに行った時にバイエルンとかの試合を観て、FWの選手はボールが来るまでずっと駆け引きを続けていたのが印象的で、それを真似しようと思った」という継続的な抜け出しによって生まれたものである。
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▽高円宮杯U-18サッカーリーグ2022プレミアリーグプレーオフ(参入戦)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2022プレミアリーグプレーオフ(参入戦)