貴重な追加点を奪いチームメイトから祝福される(写真=会田健司)

 「みんなで一年間積み上げたものが全て出せたのが嬉しかった」と試合後に嬉し涙を流した山口。

 「選手権は全国に出れなかったのでプリンスだけはという気持ちが強かったです。選手権で負けた後は切り替えようと思っても夜思い出してしまったりで難しかったです。でも私生活から仲間の顔を見て、最後はこの仲間と勝って終わりたいと思って切り替えられました」

 「しんどい事も多かった」とキツイ練習を乗り越えて来たからこそ最後まで走り切り、「こういう感動があるので最高の3年間でした」と高校最後の公式戦にご褒美が待っていた。

 山口は卒業後に流通経済大学へ進学予定。自身のストロングである球際やスピードを伸ばし「シュートやクロスのフィニッシュのところがまだまだ下手」という課題にも取り組んでいくつもりだ。

 京都共栄をはじめてプリンスに昇格させたキャプテンは大学でも活躍しプロを目指す。

 (文・写真=会田健司)

▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関西2部 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関西2部 プレーオフ(参入戦)