桐光学園の鈴木勝大監督(写真=多田哲平)
桐光学園(神奈川)は12月21日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)で八千代(千葉)を下し、来季のプリンスリーグ関東2部昇格を決めた。
際立ったのは、リバウンドメンタリティだ。前橋育英(B)との決定戦で逆転負けしてストレートでの昇格を逃すショックを受けながらも、そこからすぐさま立ち直ると、敗者復活戦の立ち位置である5位決定トーナメントで帝京第三(山梨)と八千代を、見事に連破して、5位での昇格を果たしてみせた。
もっとも、鈴木勝大監督に、初戦の負けを引きずる不安はなかったという。
「この子たち、今年は連敗していないんですよ。選手権予選の準決勝で負けてからも、その1週間後のリーグ戦では気持ちを切り替えて臨んでくれた。きょうのミーティングでも言ったんです。『お前たちは二度同じことを繰り返してきていないんだ。自信を持って臨め』と。
育英との決定戦で一度は負けましたけど、そこから不安はなかったし、きょう子どもたちはやってきたことを遂行してくれた。僕らがこの1年間で彼らから教わったことはすごくたくさんありますし、指導者として大事なことを教えてもらった気がします」
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▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2022プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)