
桐光学園FW9西城大翔(写真=K,Nishiyama)
10月25日、第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選の2次予選準々決勝が行われ、桐光学園が法政二を4-0で下し4強入りを決めた。
冷たい雨が叩きつけたレモンガススタジアム平塚で、桐光学園の9番は静かに燃えていた。背番号に込められた意味を、誰よりも理解している男。2年生にしてエースナンバーを背負う西城大翔は、覚悟の2発でチームを4-0の勝利へと導いた。
「初戦で取れなかった分、今日は2点以上を目標にしていました」。そう語る声には、安堵よりも、まだ先を見据える鋭さがあった。
開始8分、相手DFの背後へ抜け出し、キーパーとの1対1を制した先制弾。その一瞬の動きに、彼の持ち味である“オフザボールの質”が凝縮されていた。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

