選手権の結果には悔しさが残るとはいえ、貴重な経験となった(写真＝多田哲平)

　190センチの長身を活かした空中戦の強さは圧倒的で、相手のパスミスを逃さずに決めた3回戦・飯塚戦でのゴールシーンでは冷静なフィニッシュワークと高いキック精度を見せつけた。

【マッチレポート】東山 vs 日体大柏

　川崎フロンターレのアカデミーではユースに上がれなかったが、この日体大柏に来て選手権に出場したからこそ得られるものがあった。「覚悟を持って入って、とても成長できたし、こういう大会を通してまだまだ足りない部分もあると感じることができた。日体を選んで良かった」と高校での経験を振り返る。

　ここからはプロの舞台でのチャレンジが待っている。「最後の迫力や点を取る部分をもっと上げないと、プロでは通用しない。注目されるなかでも結果で見せていかないと、みんなも認めてくれないと思う。結果にもっとこだわっていきます」と意気込んだ。

(文・写真＝多田哲平)