それでも東山は63分にゲームを振り出しに戻す。DF仲里勇真の入れた左CKの流れからMF松橋啓太がゴールネットを揺らした。

 その後、大津は中盤3枚を一気に変えてリズムに変化をもたらしつつ追加点を狙い、東山はCKやロングスローから逆転弾を狙っていった。

 しかし結局はどちらにも勝ち越しゴールは生まれず、勝負はPK戦へ突入。PK戦ではGK佐藤瑞起が相手のキック2本をセーブし、キッカー4人が決めた東山が4-2で勝利し、初の全国制覇に王手をかけた。一方の大津は2年連続の決勝進出とはならなかった。

▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権