東山の福重良一監督(写真＝多田哲平)

　東山(京都)は第101回全国高校サッカー選手権の準決勝で、大津(熊本)をPK戦の末に下して、初の決勝進出を果たした。

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　初のベスト4入りながら、1点のビハインドをMF松橋啓太(3年)のゴールで追いつくと、PK戦ではGK佐藤瑞起(3年)の好セーブもあり見事に勝利。昨年度の準優勝校を相手に堂々とした戦いぶりを披露した。

　福重良一監督は「初めての国立ということで緊張や動揺を不安視していたが、立ち上がりからすごく落ち着いてゲーム運びができた。東山としての国立での初ゲームとしてはすごく良かったと思います」と喜びを口にする。

　準々決勝で青森山田に敗れて悔し涙を飲んだ昨年大会からの成長を示してみせた。決勝進出の要因は『平常心』。指揮官は「青森山田高校に負けてから目指すところが見えた。そこに向けて日々の練習、トレーニングマッチ、フェスティバルから『どういう状況でも、どういう環境でも、どういう雰囲気でも変わらない』と、そういう話をすり込んだ。それがひとつの要因かなと思います」と話す。

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