中央学院を率いる浜田寛之監督(写真=多田哲平)
県1部リーグに昇格した今年は、全国区に駆け上がるためのきっかけのシーズンにもなり得る。「結果を追い求めすぎることはしないが、ここ1年でプリンスを目指すくらいのチームになるというのが課題になってきている」という意識はチーム全体に広がっている。
追求するレベルが高いからこそ、現在戦っている新人戦のテーマでの要求も厳しい。「どの試合も、誰が出ても、5得点無失点で、圧倒して終わる」のが掲げている目標だ。
初戦の2回戦は県立千葉に8-0で大勝。県大会ブロック準決勝の渋谷幕張戦は、相手にほとんどチャンスを作らせず、押し込み続けて4-0で勝利。終始主導権を握り続けたその戦いぶりは見事だった。
それでも浜田監督は「4得点で設定値に届かなかったし、あれだけボールを握りながら2本シュートを打たれているのは、まだ守備の意識が低いということ」と、あくまで苦言を呈する。
より高い基準を掲げる今季、中央学院はさらなる飛躍を遂げるかもしれない。
(文・写真=多田哲平)
▽令和4年度千葉新人戦(新人選手権大会)
令和4年度千葉新人戦(新人選手権大会)