桃山学院FW西条将太(写真=会田健司)
2月18日、令和4年度第75回近畿高等学校サッカー選手権大会1回戦が行われ、桃山学院(大阪4)vs畝傍(奈良1)は2-1で桃山学院が勝利した。
新チームにとっては公式戦初戦ということもあり、硬さが目立った桃山学院は20分に失点し先制を許す。しかし、前半終了間際にFW西条将太のPKで同点に追いつくと、試合終盤にもFW西条が決勝ゴールを決めて辛くも初戦を突破。
2ゴールの活躍でチームの勝利に貢献したFW西条は「運よくPKをもらえたので決められて良かったです。2点目は感覚で咄嗟に切り返して、もうちょっと隅に打ちたかったんですけど、GKに触られたので外したかと思ったんですが、PK戦は嫌だったので入ってよかったです」とゴールシーンを振り返った。
試合終盤に勝ち越しゴールを決めて勝ち切った桃山学院だが、代名詞でもある狭い局面で連続して相手の逆を取る、流れるようなプレーは鳴りを潜め、前線のFW西条にロングボールを蹴る場面が目立った。
「僕自身もみんなもいつも通りのプレーが全然できなかった」と危機感を口にしたエース。「去年は先輩が引っ張ってくれましたが、今年は自分が引っ張っていかないと」と背番号も10に変わり、チームの中心としての活躍が期待され、本人もその役割を理解している。
チームとしては「去年を超えたい」と、目標は昨年届かなかった全国大会出場。高校最後の一年に並々ならぬ闘志を燃やす西条が「得点王を狙いたい」まずはこの近畿大会でゴールを量産する。
(文・写真=会田健司)
▽第75回近畿高等学校サッカー選手権大会
第75回近畿高等学校サッカー選手権大会