
桃山学院の堀監督(写真=会田健司)
「相手は関係ない!」試合前、選手権初戦を迎えた桃山学院ベンチでは堀佳津之監督が選手たちにこの試合の重要性を語りかけていた。ここに向けて今まで自分たちが取り組んできたことを再認識させ、大差になろうと、どんな展開になろうと、自分たちがこだわってきたサッカーを貫く。ベンチでのやり取りは指揮官のこの大会にかける意気込みを感じさせた。
9月27日、第104回全国高校サッカー選手権大阪予選の2次予選2回戦1日目がJグリーン堺で行われ、桃山学院は城東工 ・ みらいに16-0で完勝し決勝トーナメント進出を決めた。
序盤は最終ラインに6枚を並べた相手に対し距離感が合わない場面も見られた桃山学院だったが、ピッチ内の選手たちは楽器のチューニングをするかのように距離感をスピードを調整。サイド攻撃に中央突破、基本は細かいパスを繋ぐが、それがここぞの場面で繰り出すサイドチェンジや最終ラインからのロングボールを効果的にした。
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▽第104回全国高校サッカー選手権大阪予選
第104回全国高校サッカー選手権大阪予選



















