もっとも、3月に負った右ひざの怪我の影響もあり、まだ万全の状態とは言えない。試合中にはいまだ右ひざにテーピングが巻かれている。
「去年も高校選抜として出た時は自信を持ってやれていて『通用するな』という部分はありました。でも、そのデンソーカップが終わって3年になって『ここからいけるぞ』という自信満々な時に膝の怪我を抱えてしまって……。そのまま、この1年間なかなかプレーができていなかった。怪我さえなければ今回も自信を持ってプレーできたと思うけど、今回はなかなか思うようなプレーができていないのが正直なところです」
それでもグループリーグ2節の東海選抜戦と、3節のプレーオフ選抜戦では相手のプレスを巧みに剥がしたり、タックルを受けても失わない懐の深さを披露。「もともと当たり負けはしたことがない。勝つ自信はあって今回も大学生に通用した」と自信を深めた。
【次のページ】 日本高校選抜MF根津元輝は再起を誓う「4年後にJ1で戦える身体作りを」 4月から法政大へ(3)
▽第37回デンソーカップチャレンジサッカー
第37回デンソーカップチャレンジサッカー