柏レイソルU-18とのリーグ初戦でハットトリックの活躍(写真=多田哲平)
それでも昨季はプリンスリーグ東北で得点ランキング3位タイの10ゴールと確かな実績を残し、今年は開幕スタメンの座を射止めた。そして、その起用に見事に3得点という目に見える結果で見事に応えてみせたのだ。
正木昌宣監督はこの点取り屋を「得点力もそうですが、前線からのプレス、収めることもできて、チームにとって本当に貴重な存在。もともと持っている得点力はプレミアでも通用するところを見せてくれた」と称賛した。
新エースに名乗りを上げた米谷が自信を持つのは、まさに「点を取るところ」だ。
「チームのためにもっと自分が起点になったり、ハードワークすることももっとやっていきたい」とも課題を話すが、「昨年は右サイドでしたけど、自分のゴールを決める感覚は信じていたし、それは今年につながっている。県リーグでもプリンスでも点は取ってきた。そこが一番、自分の武器だと思っています」とこだわりを語る。
目指すは得点ランキングトップ。「去年はマリノスの内野(航太郎)さんが20点くらい(21点)とっていたので、それに衝撃を受けた」と昨季の得点王を引き合いに出し、「自分もそれくらい取りたい。三冠取るためには絶対的なストライカーが必要になると思うので、相手にとって怖い選手になれるように頑張りたい」と意気込んだ。
(文・写真=多田哲平)
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