この試合でボランチとして攻守に活躍をみせたのがMF7木實快斗(このみ かいと/2年/ソレッソ熊本U-15)だ。昨年U-15日本代表候補にも選ばれた木實は「ホーム開幕戦ということで、勝利への気持ちが強かったので、とにかくゴールを意識していた」とボールを奪い入れ替わってからの縦パスでひっくり返す役割をこなし、ゴールを目指す起点となった。
「すぐカウンターをしても敵も多いし味方も少ないので、周りもみながらゴールに向かっていく。セレッソはパスサッカーなので、選手が多くないと出来ない。選手もみながらパスを繋ぎながらゴールに向かっていく意識でやっていました」そう本人が振り返ったように、木實はプレッシャーのキツイ中央で、顔を上げて周りの上がるタイミングに合わせパスを供給するという難しい役目をこなしていた。
島岡健太監督も「まだ相手が見えていない事も多い」と前置きしながらも「ボールが体から離れないようになってきているし、色んな意味でピッチを広く使えるようになってきている」と木實を評価。
本人も「相手が来ても怖がらずに落ち着いて前を向くことを意識しています。今まではめっちゃ怖がっていたんですが、そこはこの一年で成長したと思います」と成長を実感。昨年は3年生に緊張や遠慮もあったが、学年が1個上がったことで自分がチームを勝たせる意識も強くなり、落ち着いてプレーできるようになった。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西1部
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西1部