この試合で2ゴールの活躍をみせ、チームを勝利に導いたMF20西川宙希(にしかわ ひろき/2年/セレッソ大阪U-15)は「序盤は前にボールが運べなくて点を取れない状況でしたが、時間が経つにつれてどんどん前に(ボールが)入って行くようになって、あとは取るだけというところで点が取れました」と試合を振り返った。

 チーム2点目となったゴールシーンを「FWの選手たちが斜めに流れてくれて、CBがそれに付いて行ったので、背後にスペースが空いてそこに走ったら(皿良)立輝が見てくれていてパスをくれたので、後は決めるだけでした。立輝が最初はFWに出そうとしていたんですが、目が合ったので自分に出してくれた」と振り返った西川。

 ポジションは左サイドハーフながら、右斜めにFWが動いたところに3枚目のFWとして動き出し、ボックス内に侵入し得意の左足で狙いすまして射抜いたゴール。「チームで最短最速でゴールを目指すというコンセプトがあるので、ゴールに近い内側を行けば最短でゴールに行けるので、中にポジションを取っていました」と西川が説明したように、最優先は外側ではなくゴールに近い内側。クロスではなくシュートを狙える場所でボールを受ける意識が生んだゴールだった。

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