それでも始動時から徐々に選手層は厚くなり、起用選手の選択肢が増えてきている。1月から3月にかけては怪我人が続出したが、その代わりに出た選手が好アピールを見せた。今は「同じメンバーではほとんどやっていなくて、トレーニングの中で調子の良い選手を使える状態」だ。
チーム力の高まりは、ピッチ上だけでなくスタンドを見てもうかがえる。この関東大会では声出し応援が可能となり、各校のメンバー外選手たちが出場選手に声援をおくって鼓舞している。そのなかでも駒澤大高の応援はとりわけ秀逸。全員の声が寸分の狂いなく揃い、活気に満ちた応援歌を轟かせている。
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▽令和5年関東高校サッカー大会東京予選
令和5年関東高校サッカー大会東京予選