関東大会出場を目指す駒澤大高イレブン(写真=多田哲平)
「それは、うちの良いところであり、強みにしたいところです。ここ3年はできなかったけど、応援を通して選手たちは大人になると思っています。出ている人のために頑張ろうという気持ちになるし、次は自分が試合に出たいとより強く感じられる。当然、出ている選手も刺激を受けます。そうした共鳴が生まれる空間になっていくといいなと」
そう話す亀田監督は「きょうの応援は良かったですよね。そこは褒めてあげました」と続け、ようやく顔をほころばせた。
次戦で準々決勝を迎え、今後はますます難しい試合が待ち受ける。まさにチームとしての総合力が問われるだろう。
「去年が第2代表で関東大会に出られましたが、今回は第1代表で出ようと選手たちは言っている。だからこそ主体的に、自分たちでその目標を成し遂げられるように切り拓く力をつけてほしい」
指揮官はさらなる躍進のために、選手たちに自主性を求めている。
(文・写真=多田哲平)
▽令和5年関東高校サッカー大会東京予選
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