来年4月より「FC今治高等学校里山校」として生まれ変わる今治明徳高等学校矢田分校

 その岡田学園長は「モノの豊さより心の豊さを実践する企業理念の中でFC今治を運営し、里山スタジアムを建て、共助のコミュニティ、感情を共有できるコミュニティを作ることが、ロールモデルの世界を救う方法ではないかと考える中で、最後にはどうしても教育というピースが要ると思っていたところにお声がけを頂いて、2年近く熟考して勇気を出して一歩を踏み出した」と学園長に就任した経緯を説明。

 加えて「FC今治高等学校里山校はサッカー選手を育成するための学校ではありません」とし、今年オープンした「今治里山スタジアム」の環境も探究・実学施設としてフル活用する意向を明かした。また、教育カリキュラムについては「必修科目も個別指導でいきたい。なぜなら教育は「守・破・離」だと思っていて、守が必要な人にはティーチング、破が必要な人にはコーチング、離には自ら学べるようにやっていきたい」と「岡田メソッド」的考えを高校教育に導入する考えも示している。

 なお、同校は8月12日(土)、9月2日(土)にオープンキャンパスを開催予定。

  「自分が変わりたい、一歩踏み出したい」と考えている子どもたちを、歴史を変えるキャプテンに育成するための、大いなるチャレンジが始まろうとしている。