刀根山MF西田樹(写真＝会田健司)

　激戦区の大阪には現在、プレミアWESTの履正社を筆頭に、プリンス勢が9校。その10チームすべてが私立の高校だ。府1部リーグもプレミア・プリンス勢のBチームに古豪復活を果たした関大北陽などの私学とJユースの強豪チームが並び、公立校の所属は摂津の1チームのみとなっている。

　そんな現状もあって、徳永監督はこの大阪U-17選抜という活動について「リーグ開幕前という事もあって大阪2部のチームの選手中心になってしまっていますが、逆に言えばその子たちにそういう場があるという事が大阪の財産だと思っています。どの都道府県でも同じ状況のところはないんじゃないですかね。高卒でプロに行くことは難しい子たちかもしれないですが、大学の道でこの経験が活きるかもしれないですし、社会人リーグもありますし、もちろんプロ選手が生まれてくれれば嬉しいですが」とこの活動を通して得た経験を活かして欲しいと話す。

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