刀根山DF丸森史也(写真=会田健司)

 実際にこのオランダ遠征を経験した刀根山のMF西田樹(3年)は「国籍が違くてもサッカーを好きなことが伝わってきて、言葉はわからなくてもサッカーで繋がれたことが凄く楽しかった。サッカー面では寄せも速くて能力も高かった。でも日本の良さである俊敏性では相手を上回れて、良いプレーが出来たところもありました」と大きな刺激を受け、自分たちの良さや課題も認識できたと話した。

 刀根山からはDF丸森史也(3年)と西田の2人がこのオランダ遠征に参加したが、オランダでもエリートが集まるPSVアイントホーフェンU-17との試合も体験し、そこで得たことをチームに還元するという役目も担っている。

 「サッカーに対する本気さが凄くて、それはこのチームにも必要だと思いました。それを言葉で伝えたりもするんですが、自分が学んできたことをプレーでみせようと思っています」と西田が話すように、参加した選手たちが各チームに経験を持ち帰ることで2次的な効果も生まれるはずだ。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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